出来るだけ安い設備投資で済ませたい・・・
そんな要望が多いのもあり、相変わらず融着機やOTDRの中古品での依頼が多いです。
私も常日頃から中古品市場を見続けておりますし、色んな業者やお客様より中古品の販売処理を依頼されたりしてきている中で気づいてきたことをお話することにしました。
実はここ近年、中古品市場は若干小さくなって来ているのです。
それは一体どういうことなのか?何が起こっているのであろうか?
気になっておられる方もいるだろうと思います。
その最も大きな理由としては、
レンタル会社があまり積極的ではなくなった。
というのがあります。
中古品でも購入方法は、様々なルートがありますが、その最も多いのがレンタル会社が営業品を売却処分するのを買い受ける。というものでした。
それが、売らなくなって来ているのです。
何故でしょうか。答えはすぐにわかりました。
新商品が発売されても買い替えで購入在庫を持とうとしない
メーカーが新商品を出すと、これまでは買い替えを行っていて、古い機種は処分されたりしていました。
なので、とあるレンタル会社などは、営業担当が定期的に「木下さん。そろそろ中古品で処分品があるので、また近日ご案内差し上げますので、販売のほうよろしくお願いしますね。」と、依頼が来ているほどでした。
それで、私のほうでお客様に進めてよいものか、を診断している状況でした。
それが、ほとんど連絡が来なくなってきたので、聞いてみるとそういう背景であったようです。
そういう背景とは、もう融着機の市場を積極的に取り組む姿勢ではなくなって来た。ということです。
そもそもレンタル会社にとってあまり魅力のある価格帯の製品でもない
融着機やOTDRは2004年あたりから急激にコストが安くなり始めて、4心などはセット価格でも、高くて80万ほどですよね。これはあまり魅力的でもないそうなのです。
某みずほ系のレンタル会社(今は廃業)の営業所長が言っていましたが、
レンタル会社が最もビジネス的に美味しいとされる商品の価格帯は500~800万円と言われているのを聞いたことがあります。あまり大きすぎる金額だと、リスクがあるので、なるべくは避けたいところであるようです。
この価格帯、聞き覚えがありませんかね~
そうです。通信工事会社で仕事で使用するそれにあたるものは高所作業車。バケット車がそれにあたるのですね。
まぁバケット車をレンタルで導入される方は少ないかとは思いますがね。ほとんどがリース契約ですることが多いようですがね・・・
リース契約でも同じく、価格帯は500~800万円が望ましいようなので、バケット車にはすごく力を入れて取り組む姿勢があるのは相変わらずなようです。