昔からよく言われていることで、あなたも当然聞かれたことがあると思いますが、
新商品の発売開始時の初期ロット製品はトラブルが多い・・・
というような噂を。。
実はコレ、融着機でも例外ではありません。
この場では割愛させていただきますが、
まー本当に色んなことをやらかしてくれました 笑
新商品には、今までにない機能や性能が施されて、そこのところが楽しみになって導入するのですが、その傍らでそういった不安がついて回るものです。
ここ最近、融着機を発売しだした新規参入メーカーならばいざ知らず、
もう何年も取り組んでいて、何度も新商品を発売してきているのに、
なぜこのようなことを繰り返してきているのだろうか・・・
素朴な疑問として、思い浮かべたのはあなただけではないと思います。
その原因はズバリ
『人はミスをする生き物』であるからという事です。
融着機のような精密作業をする電子機器は多くの部品点数からなります。
それに、それを動かせるシステムソフトウェアも機種を追うごとに、初心者でも使えるように詳しく解説するようになったそのボリュームの増加度合い。
構造が複雑になればなるほど、故障の頻度も多くなります。
とは言っても、「メーカーとしては何度も同じような製品を出しているではないか」、と思われるかもしれませんが、その機種は初めてな訳です。
技術部で開発が終わって量産試作したが、生産ラインでは初めて取り組むのです。
部署が違うので、当然携わる人も違います。
技術側の指導が行き届かない時もあったり、なかったり、その時期によって異なるようですが・・・
ま、そんな感じです。
せっかく高いお金を出して、購入したにも関わらず、初期段階で期待していた満足いく動作が出来ていない!と。
目くじらを立てて、叱り飛ばしたくなるのもわかりますが、メーカーは必死です。
国内だけでも3社も競合メーカーがいる現状・・・
生き残ってくために、コストダウンも限界にきている中で、新しい機能や性能を企画開発により知恵を絞って生み出して、
多大なリスクを覚悟で商品開発費を捻出して、取り組んでいるのです。
決して、あなたに粗悪品を売りつけて暴利をむさぼろうとしている訳ではありません。
メーカー側もあなたの工事ビジネスをよりよくしていくためのビジネスパートナーとして、
ここは一つ暖かい目で見ていただけないでしょうか。
大手の自動車メーカーですら、細かいリコールの事例は星の数程あるのが現状なのです。
表に出るのは余程の重大な問題だけのようで、ほんの氷山の一角。実際その車のユーザーにならないと分からないのが原状のようです。