融着機の中古品導入は本当に得なのか

コストを安く抑えたいので、中古品の融着機やOTDRを導入してみたい。
そのような問い合わせはかなり多いです。

果たして、それは本当に得なのでしょうか?
結論から言いますと、長期スパンでみれば決して得ではありません

10年運用という長いスパンで見れば、結局1年単位で見ればかえって高額になるのです。
何故なら中古品で10年間も使える融着機やOTDRというのはほぼありません。

しかも、いつ不具合が起こるかもしれないリスクが付いて回ります。
中古品は購入時期が遅いため、物理的にどうしてもその機種のメーカー修理保証対応期限に近くなってしまいます。
故障したのでメーカー修理をお願いようとしても、保守部品が手配できないという事情で修理対応が不可能となってしまうのです。

ここ近年、リースレンタル業者は自社所有品を売却する際には、一度メーカー点検に出したりしているケースも多いです。
なので、1ヶ月保証は付いてくることもありますが、それ以降はどうなるかわかりません。

絶対に失敗が許されない、またはごく限られた時間内に終わらせないといけない、接続ロスなどの規格がやたら厳しい工事案件(官公庁を中心に多いと聞きます)での利用はかなり神経を使いますよね。

なんといっても中古機種はどこか不安定なところがあります。
いままでどこの誰が、どんな運用方法をしてきたのかも分からないのです。
どんな不安要因が潜んでいるのかわからない機種に全幅の信頼をおかなければならない工事を任せるのは心配になる面が拭いきれないでしょう・・・
これでやっておけば間違いない、という機種が必ずないといけない時がやってきます。

ですので、出来ることならば、少なくとも1台は新規導入しておかねばならないと考えます。

私共は実は中古品の提供もしております(最近、めっきり売却機種が少なくなってしまいましたが・・・)

ですが、
2台目、3台目と購入するのに、
一時的にお金がたくさん減るのが嫌だ、
数年先に仕事があるかどうかも分からなくて不安

というような方々の為に、中古機もおすすめすることはしております。

いつ案件が出てくるのかは分かりかねますが。。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする